![]()
| 死の舞踏―ホラー・キングの恐怖読本 | |
![]() | スティーヴン キング Stephen King バジリコ 2004-04 売り上げランキング : 296883 おすすめ平均 ![]() 恐怖のバイブル ホラーファンなら 恐怖の本質を見極めろAmazonで詳しく見る by G-Tools |
| 小説作法 | |
![]() | スティーヴン・キング Stephen King 池 央耿 アーティストハウス 2001-10-26 売り上げランキング : 17422 おすすめ平均 ![]() 翻訳まず過ぎ 孤島に1冊だけ本を持ってゆけるとしたら スティーブンキングって良いやつだなぁ!Amazonで詳しく見る by G-Tools |
| 必携 スティーヴン・キング読本―恐怖の旅路 | |
![]() | ジョージ ビーム 文藝春秋 1996-11 売り上げランキング : 248377 おすすめ平均 ![]() 堪能しましたAmazonで詳しく見る by G-Tools |
| スティーヴン・キング―恐怖の愉しみ | |
![]() | 風間 賢二 筑摩書房 1996-11 売り上げランキング : 702376 おすすめ平均 ![]() ほほーっAmazonで詳しく見る by G-Tools |
![]()
.
| 夜がはじまるとき (文春文庫) | |
![]() |
スティーヴン キング Stephen King おすすめ平均 ![]() 夕暮れをすぎて暗黒の夜へ。逢魔が時のキング節 全部、初出しと思ったのですが... キングはまだまだ面白い KINGの描く万華鏡 久々の短編集に大満足。Amazonで詳しく見る by G-Tools |
| 文学における超自然の恐怖 | |
![]() |
大瀧 啓裕 H.P.ラヴクラフト 学習研究社 2009-09 売り上げランキング : 141966 おすすめ平均 ![]() 「ラヴクラフト全集」完結Amazonで詳しく見る by G-Tools |
| ラヴクラフト全集 (1) (創元推理文庫 (523‐1)) | |
![]() |
H・P・ラヴクラフト 大西 尹明 おすすめ平均 ![]() 怪奇とは別の面白さも 何ページ読めば怖くなるのだろう インスマンスの影だけ読むという意見に賛成 何も付けない豆腐 ラヴクラフトの恐怖Amazonで詳しく見る by G-Tools |
![]() |
クトゥルー〈1〉 (暗黒神話大系シリーズ) H.P. ラヴクラフト 大滝 啓裕 青心社 1988-12 売り上げランキング : 94768 おすすめ平均 ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
| ネクロノミコン | |
![]() |
ドナルド・タイスン 大瀧 啓裕 学習研究社 2006-01-25 売り上げランキング : 29134 おすすめ平均 ![]() 熱狂的ファンの本懐 架空書籍の実体化:神話大系の核 アブドゥル・アルハザード伝説の全体像がここに。Amazonで詳しく見る by G-Tools |
屋根裏部屋で父の残していったものを”発見”し、
|
伯父さんが語っていた口承伝説や幽霊話、土地の言い伝えが
|
H.P.ラヴクラフトの短編集ーコズミック・ホラーに魅せられる父ドン・キングが残していった本は、少年スティーブンの「心の樹」に予想もしなかった影響を与えることになります。当時ファンタジー・ホラー系の小説にかけては唯一の出版社といってもよかったエイヴォン社のパーパーバックの貴重なコレクションが揃っていただけでなく、最高のファンタジー・ホラーが編纂されたアンソロジー集『サンプラー』もありました。そしてスティーブンに決定的な影響を与えたのは、「クトゥルフ神話」を創始したH.P.ラヴクラフトの短編集でした。スティーブンの脳裏には今でも、その時に初めて目にしたH.P.ラヴクラフトの短編集のカバー・イラストが焼き付いているといいます。そのイラストは、地底へと続く洞穴を背景に、墓所の墓石の下から燃える目をした緑色のモンスターが這い出てくる奇怪な姿を描いたものでした。スティーブンはひとり屋根裏部屋に座り込んで、H.P.ラヴクラフトのコズミック・ホラー(宇宙的恐怖)の物語を陶然としながら読みすすめます。そしてそこには、魂の”真実”が真摯に描かれてあり、人を単に怖がらせようという次元のものでなく、人生をかけた大真面目なものだということを感得するのです。それまで読んでいたカール・カーマーやロイ・ロックウェルの少年小説は卒業しなくてはならないとすぐに直感したようです。そして土曜の午後になると町で上映されるB級ホラー映画(スティーブンがこっそり足を運ぶようになっていた)には絶対にない、宇宙の神秘や秘密をH.P.ラヴクラフトの本の中に嗅ぎ取ったのです。 H.P.ラヴクラフトを”発見”した少年スティーブンは、その日から2日間というもの、H.P.ラヴクラフトとアブドゥル・アルハザード(『ネクロノミコン』の著者で、アラブ人と言われるが、じつはH.P.ラヴクラフトが5歳の時に読んだ『アラビアナン・ナイト(千夜一夜物語)』に魅了され後に自身が生み出した架空の人物。『ネクロノミコン』自体、H.P.ラヴクラフトが自著の中で創造した架空の書物である)の作品ーつまりはこれもH.P.ラヴクラフトの中に登場する本ーに心底のめりこみ打ちふるえながら耽読したのでした。
|
”健全な精神”をもったグラマースクール教師の叔母に本を持ち去られるスティーブンは、それらの貴重な本をすべて屋根裏部屋から運び出しました。それを見つけた叔母にスティーブンをたしなめられてしまいます。叔母はグラマースクールの教師で”健全な精神”を抱いていたのです。スティーブンにそんな気味の悪い本は悪影響を及ぼすだけと、読むことにすら断固反対したのです。血相変えてつめよってきた叔母の形相にスティーブンは言葉を失ってしまいました。1、2週間たったところでスティーブンが本を見に行くと、貴重な本がそっくり消えてしまっていました。叔母のせいでした。叔母がすべて始末してしまったのです。しかし少年スティーブンは、あの強烈な読書体験を決して忘れることはありませんでした。 |