ティナ・バーニーは、米国のUpper Class Family-上流階級に生まれ育ったフォトグラファーである。彼女の写真にはバーニー自身の家族間やまた友人たちとの関係に内在し流れる感情や緊張、心理的、社会的な問題が含まれる。ティナ自身、つねに家族の有り様から人生の確からしさを感じることができず、人生の価値や深さ、エッセンスを追い求めていた。彼女の写真は一見、スナップショトにみえるが、状況は前もって設定された上で撮影され、場所や人物は19世紀絵画を暗示させるものとなっている。人物が突然動いても、それがイメージにリアルさを加味させるようだ。8×10カメラによるラージスケイルの細部に目がいきとどいたカラー写真は、その分野におけるカラーフォトの初期のものと位置づけられる。また彼女の写真にみられる人物の複雑なコンポジションは、社会階級的側面や行動学のスタディにもなりうる要素をもっている。次のYoutubeは、米国の上流階級にも押し寄せているる大きな変化を物語る。