G.ウィノグラントの写真集の問い合わせはよくあるが、次の写真集はかなり以前から世界中の専門書店、マーケットでもプレミアがしっかりついているのでひとつの目安にして頂ければとおもいます。まずは名作『Women are Beatiful』(1975刊/ウィノグラント47歳の時のもの)は、当店が1990年に写真集・ヴィジュアルブックスのレンタルをしはじめた時からすでにコレクタブルな1冊になっていて、30.000〜35.000円が相場だった。これはレンタルするようなものではないので、2年後に店舗をもった時にいの一番で仕入れた写真集の1冊だ。米国でも当時で$200(高ければ$350)はしていたので、国内で30.000〜35.000円でマーケットで取り扱われていたのは、70〜80年代にある程度の部数が日本にディストリビュートされていたため、それが古書市場にでてそのあたりの価格帯で値づけされたというところ。1990年代後半からは、海外から仕入れ30.000〜35.000円で店頭に出すのはかなり困難になってきて、それ以前は年に3冊程扱っていたけれどもせいぜい年に1冊といった状況になっていった。2002年にはArenaからでた『WINOGRAND 1964』がその2年後くらいからその仲間入りを果たし、海外で一気に値がつきはじめこちらは刊行たった数年にもかかわらず海外の知り合いのブックディーラーたちは$200以上つけており、もう彼等たちから仕入れることは事実上できなくなる。もし25.000円以下でいい状態のものであればもう迷わず購入すべきで、一日待てば明日にはないと思った方がいい。またサンフランススコのFraenkel Gallery(アヴェドンの『Made in France』など、ここの出版物も部数が限定されているものが多く価格は高騰する)から刊行された『Man in the Crowd』(1999)は、当初はそれほどでもなかったが2003年頃から品薄感がではじめ今ではやすやすと入荷することはなくなった。海外でも少なくとも$200はついているので、安くお求めになりたい方は国内マーケットでなんとか探しだし購入するのがいいでしょう。状態に差がでやすい写真集で、弱冠のコスレ、イタミ程度なら15.000以下ならばこちらも迷うことなく購入した方がいい写真集だ。『The Game of Photography』(2001)もこの間見ていたと思ったら刊行されもう8年近くもたっていて、『WINOGRAND 1964』と同様、かなり充実感(重量も)がある内容で、またブックデザインもいかしていることも手伝い20.000円前後であれば致し方なし、といったご時勢になってきた。